そめちめとブログと創作放出場

主にオリジナル作品、自分の日記などを載っけていきます。

このブログを見る皆様へ

ようこそおいでくださいました!(^U^) 申し訳ございません、このようなブログで。 「そめちめ」という名で色々と活動させていただいている者です。 Twitter→https://twitter.com/sometime1209 主な活動拠点。日々のくだらないあれこれやラクガキ等を投下。…

三章 隠家②

不良達のアジトの奥に、廃墟にしてはまだ小綺麗な質素な部屋があった。 元は何かの居住スペースのような場所であったようだが、今では建物を占領する不良達の私物が乱雑に置かれ、所謂押し入れような場所となっている。 中でもチトセの私物の割合が多く、彼…

三章 隠家①

あれからしばらくルクリフィアの町を歩いていたフォル、シャーラ、ライト、ノイ、チトセの五人は、いつしか中心部から離れ、比較的人通りの落ち着いた場所へ来ていた。「大分歩きやすくなったね、シャーラちゃん」 「え、えぇ……あはは……」 悠々自適に歩んで…

三章 暗躍①

フォル達がライト達のアジトへと向かっている一方その頃。街の校外。 賑やかなルクリフィアの中心部とは違い、人の姿を見ることのないほどに寂れている。 明かりが点ることのない廃ビル、シャッターの開かない、かつて商店街があったであろう通りはとうの昔…

イラストまとめ~そのいち~

色々あって本編更新はまだ時間がかかりそうなので以前言っていたイラストまとめをやっていきたいと思います。 〈このブログで掲載している創作本編とは違う世界線でのキャラクター達〉 ルフ 一人称:僕 落ち着いた性格のアルビノの少女。 ナイフやダガーを用…

三章 交差④

「そういやフォルさん達って、これからどこへ行くとか予定あるんスか?」 綺麗に自分の料理を平らげ、空になった皿が下げられていく様子を横目にしながら、ライトは何気ない素振りでフォルに尋ねる。あれからフォル達五人は、会食の合間に他愛のない世間話に…

三章 交差③

注文からわずか一分足らず。 相変わらずノイとチトセがガンを飛ばし合っているのを気にも留めず、ゴスロリの女性はドリンクを乗せたお盆を持ってきていた。 「お待たせしました~!ホットミルク、リンゴジュース、コーラになります~」 彼女はテーブルに着く…

三章 交差②

カランコロン、とドアチャイムの音がして扉が開く。 するとそこから、銀色の髪を持った一人の少女が踊るようにして入ってくる。 「フォル君も早く早くっ」 彼女の名はシャーラ・I・ディザスター。 「厄災の国」という小さな国の姫であるが、彼女のその無邪気な…

三章 交差①

しばらく街の観光をしていたフォル・A・バイムラートとシャーラ・I・ディザスターの二人はいつしか、ちょっとしたレストラン街のような場所に来ていた。 灰色のビル群の片隅に、決して主張し過ぎることはないものの、確かな存在感を放つ場所。 入り口のゲートの…

三章 旅人②

日の光を遮る鉛色の曇り空の下に、無表情な高層物達が規則正しく並んでいた。 薄黒いアスファルトの道路には、魔力を原動力とした乗り物達が行き交い、その脇の歩道には、人々がひしめき合いながら歩いている。 この町――――ルクリフィアは、ここ数年での急速…

三章 旅人①

一機の黒い飛空艇が、上空を飛んでいた。 竜の姿を模したそれは、安定した軌道を描きながら雲の隙間を滑るように移動している。 乗っているのはわずか二人。フォル・A・バイムラートという少年と、シャーラ・I・ディザスターという少女のみである。 彼らは旅人だ…

三章 プロローグ

とある町の一角。 町、といっても建物は所々が風化し、標識は折れ曲がって的外れな方向を示す。信号はただ黒い丸が三つ並んだだけのオブジェへと変貌を遂げ、辺りには誰が捨てたかわからないようなゴミが散乱する、いわゆる廃墟と呼ばれるような場所である。…

零章 ③

この世界に¨魔法¨、¨異能力¨といった概念が登場してから数年が経つ。 私が発見した魔力粒子は、無限の可能性を秘めた究極のエネルギー源だ。 決して消えることはなく、永久に循環し続ける。 これを先駆けに世界はどんどん発展し、世界はより良く変わっていく…

キャラ説明②と何か

はい。 ということで二章も無事完結しましたね。 途中途中で微妙に下書きと内容を変更していたがため更新ペースが遅くなってしまっていたことを深く謝罪します。 さて、今回の話はノラムとピアニがメインでした。 内容は彼らがどのようなキャラかという説明…

二章 エピローグ

いつもの部屋のソファーで、僕はナマケモノのようにぐったりと寝そべっていた。あのブルーアイズとの一件から数日。 ピアニにはそのことについて何も話していない。 理由はいくつかあるが、ざっくり言って盗み聞きの内容が僕らに関わるものではなかったこと…

二章 ⑪

「しっかし驚いたっす、まさかあのフエラムネ野郎があのお姫様誘拐未遂の真の首謀者だったとは」 「ええ、とんだロリコン野郎だったわ」 苦虫を噛み潰したような顔をするピアニ。どうやらまだ自分の姿に変身されたことをまだ根に持っているようである。あの…

二章 ⑩

どれほど経ったかわからないほど戦い続けていた。 様々な魔法攻撃を駆使され、淡々と、着々と追い詰められ、体力を根こそぎ持ってかれていく。 「くそっ!」 僕はやけくそ気味に数発弾を撃ち出した。 僕の使う銃は確かな威力であり、並の防御なら軽く突破し…

二章 ⑨

半壊した建物の中、ひび割れた天井からはうっすらと月明かりが射しこんでいる。 僕は周囲の状況を確認することでなんとか気をまぎらわす。……よし、まだまだ意識はしっかりしてるな。ピリピリと残る痛みを我慢しつつ、僕は銃を構えなおした。 男は対照的にピ…

二章 ⑧

「分身ってそんなんありっすか!?」 唖然とする僕をよそに、魔法によって四人に増えたフエラムネの男のうち一人が前に出る。 「ありなんですよ」 続けて残りの三人も前に出た。 「魔法なら当然のことです」 「人を始末するのにルールなんて」 「ないんです…

短編① シャーラ・I・ディザスター

「お父様、お話ってなんですか?」お父様がわたし――シャーラ・I・ディザスターを呼びつけたのは、わたしがフォル君と旅に出る前日の夜のことだった。 「シャーラ。……いよいよ明日か」 「はい!とても楽しみです!」フォル君、とはわたしに初めてできた友人の…

ペンタブ買いました!

かなり前ですがとうとう買ってしまいました…ペンタブです!(写真なし)「intuos pro」というものを買いました。 買った当初さっそく使うぜ~ヒャホゥヒヒヒィッフフフwwwwwとか思ってたのですが…まず僕自信パソコンが壊滅的にわからないというお絵描き以前の…

二章 ⑦

依頼。 フエラムネを食べていた奇妙な男はそう言った。 「ところで、お二人はここ数日前にこの国を訪れた…『帽子の少年』について何か情報はありませんか?」 男は唐突に聞く。 「帽子の…?」 僕らのことを探っているような、そんな口振りで。 帽子の少年…そ…

二章 ⑥

薄暗い中で、ピアニの小さく荒い息遣いが聞こえてくる。 2年前もそうだった。あのとき背負っていたこいつも、小さく荒い、すぐに聞こえなくなってしまいそうな弱い息遣いだった。ただあの時と今の状況は少しだけ違っていた。「…さすがにびびりすぎっすよ…あ…

二章 ⑤

『厄災の国』。 しかし名前が不吉なのか世間では『魔法の国』と呼ぶのが一般的らしい。 僕とピアニはその今回の魔法の国の事件があった城下町へと足を運んでいた。「ふぁ、調べ直しっつってもなんだかまだねみーっす」 「ノラムあんたね…ちょっとやる気にな…

二章 ④

「…つまり、あなたがこの事件の主犯じゃないってこと?」 ピアニが疑わしさを交えた瞳で見つめる先――騎士長シャインが話した、魔法の国での事件の概要はこうだ。 『姫の誘拐』はシャインが主犯ではなく、命令されてやったことらしく、また誘拐までは順調に進…

仮面ライダー鎧武 極アームズ! マスク完成

ようやく完成しました!とりあえず前置きを… 本来僕はお絵描きする人なのですが…最近仮面ライダー鎧武を観ていて思ったんです。 ――ヒーローに、なりたい。 そうと決まれば作業開始!大雑把に厚紙で骨組みを作るのです そして角も! ダンボールをカッターで切…

仮面ライダー鎧武 極アームズ!

はい、ね もう小説全然書けてないや… 一応理由があるのですよ そう、それはッ… それはッ…! これを作っておりました! 現在放送中の『仮面ライダー鎧武』の最終フォーム、極アームズのマスクです!まだもうちょっとかかりそうなので小説は待っててください …

二章 ③

現時刻は12時になるところである。 取り調べは2時頃だということで、しばらくの間僕とピアニはハルクード支部内をほっつき歩く事にした。 「あ、そうそうノラム、…ちょっとお願いがあるんだけど」 「ん?」 お願い?一体なんだろうか。 まさかピアニに丸投げ…

二章 ②

国際連合警察部隊(略して国警)はいくつかの国それぞれに支部、そして本部が存在している。 基本的に隊員は本部で任務を受け取り、そこから飛行機やら飛空艇やら船やら魔法やらで支部へ移動するのだ。そんなわけで僕らは任務の場所…ハルクード支部へ来たので…

二章 ①

あの日から2年が過ぎた現在。 18歳になった僕、『ノラム=フラット』は「国際連合警察部隊」という組織に所属していた。 なんでも、かの数百年続いた戦争で崩壊してしまった国際連合を、戦後になって新たに設立するに伴い組織されたらしい。基本的にする…

二章 プロローグ

降り続ける雨の音。冷たい風が僕の頬を撫でる。 傷だらけの身体が悲鳴をあげ、視界が徐々に狭まれていく。 背中からは弱々しい呼吸音が聞こえていた。 「大丈夫か!?おい!」 僕の呼びかけもむなしく、背負われた『少女』はすでに反応もできないくらいに衰…

零章 ②

『魔力』の発見により人類は更なる進化を遂げた。 魔力を道具の一部に取り入れた『魔具』。 『魔法』による防災や建物の建造。 なかでも魔具は魔法が使えなくても簡単に使えることができるという優れた道具だ。こうして文明、いや人類の進化に貢献できた事を…

キャラ説明①と何か

はい。 いやいやあ終わりましたね一章。正直随分遅れて申し訳な…いやいや受験生ですのでしょーがないっすね。 今回はフォル君とシャーラちゃんの出会いでしたがいかがでしたでしょうか。文章力とか言わないで… さて次回二章は別の主人公からの視点で行ってい…

一章 エピローグ

夜の静けさが辺りを支配していた。 フォルとシャーラは、静まり返った夜の城下町を抜け、城のすぐ目の前まで戻ってきたところである。 「やっと戻ってきましたぁ…」 「いやぁ長い一日だったねぇ」 シャーラはのびをしながら今日の事を改めて振り返っていた。…

一章 ⑮

処刑場からやや離れた地点。 使われずに風化しているせいか、ここからでも内部の様子は見ようと思えば見れる。 そんな場所で。 「ふぅ…誰かに化けるのは魔力を消費するので疲れますねぇ…」 ザラザラと騎士の形をした『それ』は崩れた。「騎士のふりをして騎…

一章 ⑭

嫌な予感がした。 シャーラは、先程味わったばかりの恐怖を再び感じていた。 自身に起こるモノに対しての恐怖ではなく、信頼している人間がいなくなってしまうかもしれない…といった恐怖が。 彼は無事なのだろうか。 「……………ッ!」 いてもたってもいられず、…

一章 ⑬

開けた空間は闘技場のようであり、しかしそれとは全く別の空気が感じられた。 所々に使われなくなった武器や処刑に使われた武器などが散乱している中で、シャインは想定外の来訪者を見つめていた。 「騎士達はどうした?…それと捕らえていた姫は?」 彼の視…

一章 ⑫

「―――…っ、」 頭がガンガンする。 血こそ出ていないものの、かなりの痛みが残っているようである。 「………」 シャーラが目を開けると、そこには石造りの天井があった。 「ここは…?」 起き上がって周りを確認すると、うっすらと射し込む月明かりに照らされた…

一章 ⑪

騎士長シャインは、古びた処刑場の中心にいた。 その瞳には、どこか迷いも感じられる。 しかし彼には、果たすべき任務があった。 「シャーラ姫の身柄の確保…か。王は一体何を考えているのだ」 数日前、ディザスター王は突然そう彼の元へ持ちかけてきたのだ。…

一章 ⑩

町は静まりかえり、人の姿は見当たらなくなっている。 空を見れば、日が大分傾いているのがわかった。 「あれ?昼間は結構にぎやかだったのに…」 そう言いながらフォルは不思議そうに辺りを見回していた。 「夜が近づくとみなさんは家に帰るきまりになってい…

一章 ⑨

「うぅ…何てはしたないことを…」 「ま、まあそういうこともあるよ」 町の時計台を見ると、時刻は午後の2時を指していた。 「そういえばお昼ご飯がまだだったかな…」 城下町探索に熱中しすぎていたせいか、昼食の事をすっかり忘れていたのである。 フォルは適…

一章 ⑧

魔導師のような格好をした女性の像が従えている(ように見える)竜の口から、絶え間なく水が噴き出している。 年代を感じさせる古い像でそれなりに広々としているのだが、町の人達はもうそんなものは見飽きたと言わんばかりに人の気配がなかった。 大通りと…

一章 ⑦

朝とは違った…いや、朝以上の賑わいが城下町を活気づかせている。その状況はさながらお祭りのようであった。 時刻はもうそろそろで正午になる頃である。 フォルはあれからしばらく城下町をうろついていた。 「お姫様は先に城下町にいるはずだけど…大丈夫なの…

一章 ⑥

「ここがわたしの部屋です。」 シャーラが指さした先には、豪勢な扉で閉ざされた部屋があった。 バタン!と大きな扉が開かれれば、そこにはテニスコート一つ分くらいの広さの空間が広がっていた。家具の一つ一つもかなり凝ってあり、まさに王族にふさわしい…

一章 ⑤

フォル・A・バイムラートは城内にいた。 そこかしこにある廊下に敷かれた赤い絨毯は、城の内装をより一層豪華にしている。 勿論、普通は一般人など入れない場所であるらしく、先程入り口にいた騎士のような人物に「見学したい」と言ったところ、見事な門前払…

一章 ④

城内。 「姫様、一体何をしているのですか?」 ギクリ、とシャーラの肩が固まる。特に悪いことはしていないはずなのだが、どうも緊張しているせいかこうなってしまうのだ。 気を取り直して声がかかってきた方に振り向く。 「…あ、シャイン様!」 そこには白…

一章 ③

飛空艇がゆっくりと下降していく。 フォルは簡単な入国手続きを済ませると、そのまま城下町の近くにある空き地へ停まった。 フォルは飛空艇から飛び降りる。 「さて、町に行ってみよう。」 彼がしばらく歩いていくと、そこには石でできた大きな門があった。…

一章 ②

昔、お話に出てくる王様やお姫様に憧れた事があるだろうか。欲しいと言えば何でも手に入り、何不自由なく満ち足りた生活をする日々。なんとも素晴らしい事ではある。 だが「厄災の国」の姫…『シャーラ・I・ディザスター』は、とても退屈な日々を送っていた。…

一章 ①

上空。四方八方に青色が広がっている中で、ポツリと一つ。 黒塗りのボディに透き通った素材の赤い翼。竜の姿を模したような「飛空艇」は、ゆったりと雲の隙間を飛んでいた。 「…おぉ!」 その看板に、一人の少年が立っていた。 特徴的な茶色い帽子とコートに…

一章 プロローグ

力を欲する者は己の力の無さを嘆く。力のある者は己の力の恐ろしさを嘆く。 力の恐ろしさを知った人々は彼を恐れた。また力を持ってしまった人間は己の悲劇を嘆いた。 いつ手に入れたのか。 どこで手に入れたのか。 なんのために手に入れたのか。 彼は全く覚…